Demecafe2023年度


★3月Demecafe  スターバックスコーヒー朝霞駅前店

 3月7日(木)10:00~12:00

 参加者:本人・ご家族・家族会世話人・人権擁護委員・行政・朝霞市民2名

     民生委員・ライゼの会2名

先月、地域の「オレンジひまわり」でお会いした、ご家族さんにこのDemecafe

をご紹介したところ本人さんと一緒に来てくれました。ここのスタバにはよくおいでになるということで、身近に感じていましたが、お二人で来られるのは珍しいそうです。初めてお会いしたWさんは少し緊張されてたようです。その緊張を解きほぐすように、Wさんがよく見るという幻視の話題から皆さんと話したら、Wさんも色々見るんですと話してくれました。持参した三橋昭さんの

「麒麟模様の馬を見た」という本を差し出し、同じように見える方がいるんですよと伝えたところ、少し安心されたのか時折笑顔を見せて話し始めました。

そこで、見えたものを三橋さんのように、絵にかいてみたらどうですかと勧めたところ、美術部出身なので絵は得意分野ですと話されました。隣で笑顔で聞いてたご家族さんは、結婚してから絵を描いてるところも、描いたものも一度も見たことないのよと言われたので、皆さん大笑いでした。でも、Wさんはかって教職の傍ら、古美術や骨董が大好きで、収集や目利きもでき、古文書などにも詳しいと言っていました。だから絵も描いてみますと約束してくれました。そのあと、皆さんと骨董の話になると終始笑顔でした。ご家族の方は、こんなに話すことも笑うことも最近はなかったのです。ここに来て皆さんと語り合い、笑ってくれたことがとてもうれしいとおっしゃり、目の奥に光るものが見えました。参加された皆さんも終始にこやかでした。やはり、本人さんが笑い、ご家族さんが安心する。これが一番です。そして皆さんに朗報もお伝えしました。かねてより考えてた事業の助成金が満額でいただけること。そして、その事業をこれから実現していくこと。また、9月のアルツハイマー月間の本人作品展は、地元の本人さんが撮影した写真を展示するのが決まったこと。4月から、地域の居場所、第二のDemekafe(デメカフェ)を毎月一回ですが開催することも決まったこと。そして皆さんと一緒にやっていきたいと伝えました。新たな出会いとつながりが地域で着々と進んでいます。なんだか来年度もも充実した一年になりそうです。次回は4月4日、お待ちしています。

 

 


★2月Demecafeオンライン ZOOM開催

 2月9日(金曜日)10:00~11:30

 参加者:民生委員・包括職員・ライゼの会

この日でZOOMによるDemecafeオンラインはしばらく中止といたします。

参加者は少なく、これまでのことや今後のことなど皆さんと話し合いました。

4月からはこれに代わり、毎月第3木曜日に栄町地域交流室で全日の「デメカフェ」を開催し、認知症のご本人、ご家族、高齢者、障がいをお持ちの方、地域の人々の居場所的な自由なカフェを開催します。乞うご期待です。

 


★2月Demecafe  スターバックスコーヒー朝霞駅前店

 2月1日(木)10:00~12:00

 参加者:家族会代表・家族会世話人・人権擁護委員・行政・朝霞市民3名

     他市市民1名・ライゼの会2名

朝霞市の人権擁護委員Yさん。以前からつながりはあるのですが、Demecafeには初参加です。先日、埼玉県の人権擁護委員の研修で「若年性認知症の方」のお話を聞きたいということで、Sさんを紹介しました。YさんはSさんの著書も購入されて読まれたそうです。昨年成立した「認知症基本法」にも人権という言葉が入っています。これまで、認知症のことを考える機会はなかったと申してます。そんな人権擁護委員の皆さんに、認知症を理解していただける機会ができたことは自分事のようにうれしい気分です。介護体験では、レビー小体型認知症の本人を看取ったことをお二人にお話しいただきました。Mさんは、発症から2年間で急速に進行された本人のことです。入院先の病院で余命も少ないといわれ、自宅に戻られたようですが、そこからが壮絶な介護になり、お二人一緒に自死まで考えたそうです。そんな時に包括さんと相談して再入院をし、Mさんも少し心の平穏を取り戻しました。自分だけで抱えず周りの方に相談する、話を聞いていただくことの大切さをしみじみと申していました。Fさんもやはり幻視や幻覚症状が著しかったということです。そのために早期退職されて介護生活になりました。今は亡くなられた本人さんとの介護生活を、多くの方にお話しできればと家族会の世話人をされています。

ほかの参加者の皆さんも、それぞれいろんな事情がおありです。ガンサバイバーの方は、病気を克服した経験から、地域に貢献できることを探している。また我が子が学校には居場所がなく、不登校になり、今はフリースクールに通っていきいきしてる経験を、病気を見るのではなくひとりの人間としてみたら、

今までのもやもやが消えたということです。まさに認知症と診断された方を、病気を見るのではなく、ひとりの人間としてみることに通じるお話です。奥様が若いころから長い闘病生活をされてる方は、娘さんが母を見て、医療の道に進んで、近い将来病院勤務から地域の医療者として働きたいと思ってるようです。スターバックスコーヒーでDemecafeを始めてからもうすぐ6年になります。コロナ禍で中断したこともありましたが、今また、地域の皆さんの拠りどころとしてお店の協力をいただきながら続けてこられました。認知症、子どもの障がい、人権、介護、地域、働く、あらゆることが話すことができるようになり、ここに来てよかったといえるよなDemecafeを今後も続けていきます。人間の営みにはすべての繋がりが大切とやっと思えるようになりました。今後もよろしくお願いします。


★1月Demecafeオンライン

  1月12日(金曜日)10:00~11:30

  参加者2名

コロナ禍の中で、本人、ご家族、地域の皆さんとつながる手段として、ZOOM開催をしてきましたが、ここ数か月は参加者も少なくなり、また、スターバックス朝霞駅前店でのDemecafeがコロナ前に戻ってきていることもあり、3月で閉鎖を考えています。2月は初めて参加してくれた方と1時間以上にわたり、地域のことや活動のことなど話しました。多くのことを話せて充実した時間でした。2月、3月は予定通りに行いますが、昨今の事情をご理解いただけると幸いです。


★1月Ⅾemecafe  スターバックスコーヒー朝霞駅前店

  2024年1月11日(木曜日)10:00~12:00

  参加者:市民活動者3名・ご家族・民生委員・家族会・専門職

      行政・ライゼの会2名

初めに、令和6年能登半島地震で被災された方、羽田飛行機事故で亡くなられた方に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

2024年度初めてのⅮemecafeです。お正月ということで日にちを替えての開催でしたが、多くの方にお集まりいただきました。初めての参加の方もいるので、今回は「旅のことばカード」を使いながら自己紹介も兼ねて、そのカードを選んだことをお話ししていただきました。「夢への準備」というカードを選んだ方は、介護中もこれまで、自分のことしか考えてこなかったのですが、介護を終えた今は、地域の皆さんの役に立てることをやりたいと。「その場の助っ人」を選んだ方は。町で認知症らしき方を見かけたら何気なく声をかけたい。「自分の日課」を選んだのは本人ではないですが、ご家族の方が本人と話し合いながらできることを活かしたいと。「見守りサポーター」の方は家族の方にも、本人にもよく聞いて見守っていきたい。「いつものおしゃべり」の方は本人に話しかけてもわからないからではなく、いつものようにこれまでどうり、話しかけることを続ける。「ともに歩む」カードでは、認知症と診断された方のそのあとは人生のあたらいい旅ととらえて、その一歩を共に歩みたいと。ほかにも「活躍の機会」「「旅の計画」「できることリスト」などありましたが、家族の気持ち、本人の気持ちになり、また、どのような気持ちで接するべきかなど、このカードを使って考える機会になったと思います。自己紹介で何を話せばいいかの迷いもなく自分の言葉で話せてよかったと好評でした。毎回「旅のことばカード」を最初に使ってから、皆さんと話し合うのもいいなと感じました。初めて参加の方たちは、認知症とは少しかけ離れている活動をしているようですが、今やっていること、これからやろうとしていることは、認知症があってもなくても、その人たち、地域に必要な活動と結びついていきます。ともに生きる、ともに歩むことはいま私たちに求められていることです。そして2024年1月のこの場所で、新たなつながりができたことに感謝です。年頭に大きな災害や事故があり、新年おめでとうの言葉も言いにくい日々でしたが、人々はこんな小さな繋がりから始まって、生きていることを感じています。2024年引き続きよろしくお願いいたします。次回は2月1日の開催です。


★12月Ⅾemecafeオンライン

 12月8日(第2金曜日)10:00~11:30  ZOOM開催

 参加者:地域包括支援センター2名・ライゼの会

包括支援センターの職員さんと情報交換でした。市内各包括さんが認サポ講習を受けられた方々を対象に、将来チームオレンジになるようにとカフェを開催していること。毎月開催しているところは1か所、3か月に1回開催しているところ1か所、不定期だけど開催しているところが1か所と、それぞれ取り組んでいます。認知症サポーター養成講座を受けたけど、その後の活動や対応に取り組むきっかけつくりはとても大切です。できるだけ早い機会にチームオレンジとして地域にできればいいなと思います。包括さんの情報を公言はできませんが、大きな課題は人手不足、職員さん不足が日ごろのお仕事に少し影響出ているとのことでした。それだけ包括支援センターが周知された結果かもしれません。地域の人々に十分対応できるようになってほしいです。

朝霞シンボルロードは冬のイルミネーション。

次回は2024年1月12日(金)に行います。


★12月Ⅾemecafe

 12月7日(木曜日)10:00~12:00

 スターバックスコーヒー朝霞駅前店

 参加者:若年性認知症家族会2名・ご家族・民生委員・市民

     地域包括支援センター職員2名・ケアマネージャー・

     ライゼの会2名

師走というのに小春日和のような暖かいお天気です。あわただしいはずの季節ですが、なぜかのんびりとゆったりと始まるDemecafeです。今日の話題は最初にライゼの会で11月から始めた認知症マフからです。出来上がったマフを皆さんにお見せして、体験していただきました。皆さん口々に「落ち着くよね!

ちょっとイライラした時でもいいよね!肌触りが良くてほっとするね!」などなど好評です。参加された市民の方は、おうちに余っている毛糸がたくさんあるので作ってみるとおっしゃいました。認知症マフを渋谷からつないで朝霞まで持ってきて、朝霞の地でまたひとりの方につながりました。とてもうれしいです。ご家族さんは本人さんの今の様子を語ってくれました。以前より確実に進行しているということですが、ご家族さん自身が以前に比べご自分でもわかるくらいおおらかになり、本人さんに対してイライラしたりすることはなくなったとおっしゃっていました。なぜかというと多くの方と出会い、ご自分で抱えることがなくなり、吐露することにより皆さんから適切なアドバイスをいただいたことにより、精神的負担が軽くなったということです。こんな小さな場でもお役に立てているんだと思うと、続けてきてよかったという瞬間です。

また、介護されてきた先輩の方たちのお話も参考になりました。そして、介護

ベッドの導入時期のやデイサービスのことなども話題に上がりました。そこで、今後心配されてる介護サービスの負担1割から2割になるということや、要介護1・2が総合事業に移行するのではないかという話題も出ました。専門職の方は認知症基本法ができたことは歓迎するが、施行されたら各自治体の政策がそのまま介護事業者や地域包括に丸投げされ、負担が増えるのではないかと危惧もされていました。福祉政策が問われているのはいつの時代も同じです。

地域の福祉から国全体の福祉に満足できる時期は来るのだろうかと案じています。次回2024年1月のDemecafeは1月11日(第2木曜日)に開催します

。本来は4日ですが、皆さんご予定もあろうかと思い1週繰り下げました。

多くの方の参加をお待ちしています。


★11月Ⅾemecafeオンライン

 11月10日(第2金曜日)10:00~11:30  ZOOM開催

 参加者:介護家族の会代表・ライゼの会

2名だけの参加でした。11月は行事が多く参加していただけませんでしたが、ふたりで、よもやま話や来年のことなど雑談でした。

参加者がいないとめげそうになりますが、こんなこともあるさと二人で納得。

 


 

★11月Ⅾemecafe

 11月2日(木曜日)10:00~12:00

 スターバックスコーヒー朝霞駅前店

 参加者:家族会代表・民生委員4名・市民・ライゼの会2名

     市民活動ステーション職員(ガラス越しに私たちを見てご挨拶)

11月初めですが、小春日和というより夏日のような暖かい日です。

いつもの皆さんに加えて、かねてより参加してみたかったという、地域の民生委員の方々が4名も参加です。初めての参加でしたが、すぐに打ち解けて笑いの切れないカフェです。自己紹介の後にテーマを投げかけて、皆さんに発言していただきました。朝のニュースで聞きなれない病気のことが報じられていたので、そのことをテーマとしました。「不安症」不安障害とか全般性不安障害とか言います。不安が原因として起こる病気で、うつ病とは異なり特徴的な症状はないそうです。長いコロナ禍で大きな不安を抱えて、抜け出したら思ったら物価高などの経済的不安、相次ぐ戦争の不安などなど上げたらきりがないくらい私たちの周りには不安だらけです。誰でも不安は抱えているはずです。皆さんにこの頃抱えている不安を一つだけ挙げていただきました。奥様に先立たれてからいろいろな活動をしているが、夜ひとりになると寂しさで不安になる。この先老いてから家族に迷惑をかけるのではないかと不安。夫が年上なので先立たれるのではないかという不安。老犬がいま認知症の症状が出ていつかはと思うと不安になる。反対に、今を大切に生きてるので不安を抱えないようにしてるが、何処かに不安はあると思う。仕事の中で不安を抱えている人たちと話したり、解決策を見出したりしてるが自分は仕事と割り切っている。家庭には不安を持ち込まない。今の世界情勢や日本の現状を見ていると、孫の世代のことがとても心配。歳とともに体のどこかに異常があるのが心配。皆さんそれぞれ病的なところまではいかないまでも不安を抱えています。認知症の人の不安とはくらべものにもなりませんが、不確かな不安も積もればやはり病気となることは間違いないと思います。この歳になると開き直って残りの人生を楽しむことも大切かもしれません。最後は皆さんの雑談タイムになり、生命保険のこと、睡眠のことなどさながらご近所の井戸端会議的な話で、皆さんと笑ってしゃべっての時間でした。たまにはこんな雰囲気も大切なDemecafeでした。

次回は11月7日です。

 


★10月Ⅾemecafeオンライン

 10月13日(第2金曜日)10:00~11:30  ZOOM開催

 参加者:佐藤雅彦さん・地域包括支援センター職員2名

     介護家族の会・ライゼの会

2ヶ月ぶりのⅮemecafeオンラインを開催しました。

皆さんの近況からお話をしていただきました。インフルエンザになり発熱した方や、コロナでしばらく自宅療養し仕事に復帰したのですが、のどの痛みや咳に悩まされてるという方のお話から始まりました。今、インフルエンザとコロナの同時流行が続いており、いつでも感染する可能性があることを肝に銘じて日々の生活を送らなければなりません。また、9月に世界アルツハイマーデー記念講演会に参加したことで、当事者さんからお話を聞けたことは良かった。介護家族の会も最近参加者が増えてうれしい。そして「認知症本人発・希望のリレーフォーラム」で当事者発信されている方々とお会いできたこと。またそのフォーラムで認知症との関わりを大切にしている日本全国の方たちとお会いできたこともうれしい出来事でした。佐藤雅彦さんはクリスティーンさんのパーティで、ご自分の描かれた絵をプリントしたTシャツをプレゼントしたとのことです。7年ぶりの再会でうれしかったと申していました。包括の職員さんは佐藤さんに多くのことを聞かれていました。途中、主催のPCがダウンしてしばらく復活できませんでしたが、参加された皆さんはたくさんお話しできていたようです。次回は11月10日の開催です。


★10月Ⅾemecafe

 10月5日(木曜日)10:00~12:00

 スターバックスコーヒー朝霞駅前店

 参加者:本人1名・ご家族1名・家族会代表・埼玉県担当課職員2名

     地域包括支援センター職員1名・ケアマネージャー・民生委員

     市民団体代表・若年性認知症家族会世話人・ライゼの会2名

秋のにおいを感じる涼しげな空気になりました。10月Ⅾemecafeは11名の方が参加です。初めて参加の方が3名と、埼玉県の担当課の方も参加してくれました。初めて参加の方は、ご自分がMCIであることを皆さんにお話ししてくれました。そして、これから進行しない為にも社会参加をし、皆さんと語り合いたいと述べていました。参加された家族会の方からも適切なアドバイスをいただきました。地域包括の職員さんはやっと来れたとおっしゃって、参加された皆さんと和気あいあいと情報の交換などもされていました。若年性認知症家族会の世話人さんは、はるばる遠方より参加です。ゆっくりとお話しできなかったことは残念ですが、他の参加者の方とお話しできたと思います。そして、埼玉県の職員さんもⅮemecafeの様子や、私たちの行ってるⅮemecafeオンライン、本人と家族の交流会などのことも聞いていただきました。和気あいあいと地域のいろいろな方が集まって、お話ししていることに興味を示されていました。また、ライゼの会以外にも各地域包括の圏域で認知症サポーター養成講座を受講された皆さんたちが集まり、認知症を語り、認知症の人と行動を共にする場も出来てますと言ったら、まさにそれはチームオレンジなので、行政も巻き込んで進めていくべきですと、励ましもいただきました。チームオレンジは今すぐにでも立ち上げる準備は出来ています。そしてその時期を私たちは待っています。この日は午後から有楽町で「希望のリレーフォーラム」があり途中退席しましたが、最後まで参加された皆さんは多くの話題で、盛り上がったという事をお聞きしました。やはり、地域の皆さんが集まる場は大切です。その日の夕方に、スターバックスのストアマネージャーさんにお礼に伺いました。毎回、席を取り置きしていただいて感謝しています。多くの方が参加で良かったですねとほほ笑んでくれました。これからもこの場から我が街の認知症の人達との共生社会を一緒に創っていけると信じています。

次回は11月2日(木)10:00~12:00の開催です。 

下段の写真は「認知症本人発・希望のリレーフォーラム」の様子です。


★9月Ⅾemecafe

 9月7日(木曜日)10:00~12:00

 スターバックスコーヒー朝霞駅前店

 参加者:ご家族・ケアマネージャー・家族会代表・社協職員

     ライゼの会2名

長かった猛暑酷暑もひと息つきましたが、台風の影響なのか湿度が高く

まだ快適な秋の気分ではありません。今日のⅮemecafeは少人数で、皆さんと語り合いました。まず、一番うれしい報告がご家族からありました。今、通院している認知症専門病院で、主治医が替わったという事です。これまで、担当されていた医師の方との意思の疎通がなかなかできなかったことで、ご家族は通院のたびに悶々としたお気持ちだったと言います。病院内のソーシャルワーカーさんがその様子を考えて下さったり、担当ケアマネさんの助言、Ⅾemecafeで皆さんと話したり、いろんな要素が加わり交代できたのではないかと思います。その主治医の方は初めてお会いしたにもかかわらず、ご家族の心情を読み取っていただき、手を握ってご助言してくれたようです。最近は、診察の時にお医者さんがパソコンを見ながらご家族や本人を見ないで診察することはよく見かけます。それが当たり前の世界にようになっていますが、本人もご家族も、医師の方も人間です。目を見て手を取って診察し、ご家族にも気を配っていただけるのが本来の診察であり医師の役目と思います。このうれしいお話を皆さんと共有できたことはとてもうれしいです。そして「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」もさわりの基本理念を少しだけ勉強しました。また、介護を苦しいものと考えず、楽しめるように考えたという体験やご助言もありました。他には、コロナが明けてから福祉職の実習生が各施設に派遣されていますが、そこの職員さんのまねをすることだけでなく、ご自分で考えて行動してほしいというご意見もありました。将来を担う実習生の皆さんの今後の活躍を期待したいと思います。今日のⅮemecafe終了後に、埼玉県の認知症担当の方から

ご連絡をいただき、次回10月5日に参加したいという旨がありました。来月が楽しみです。

★8月Ⅾemecafe

 8月3日(木曜日)10:00~12:00 

 スターバックスコーヒー朝霞駅前店

 参加者:ご家族3名・家族会代表・市民団体代表・市担当課職員

     ケアマネージャー1名・ライゼの会3名

連日の酷暑続きで参加者も少ないだろうと思ってたのですが、続々とお集まりいただき感謝してます。最初は話題提供という事で、防災無線の迷い人の放送にご意見がありました。迷い人のお住まい先やご本人の特徴を淡々と告げるだけでの防災無線ではなく、見かけたらこうしてほしいとか、手を差し伸べる方法など一言添えてもいいのではないかという事です。例えば、この酷暑の中では見かけたら日陰に誘導するとか、休ませるとか、熱中症予防の為に水を差し上げるとか、細かに支持していただけると、地域の人も子どもたちもわかりやすいのではないかという事です。見つかったら見つかったで手を差し伸べたことも告げたらいいと思います。それが地域で見守ってるという事ではないでしょうか。このことは来週行う「ひとり暮らし高齢者の防災と備え」の研修に市の担当課の職員さんも同席されるので提案するつもりです。また、高齢者が街を歩いていても腰を下ろして休憩するベンチなどがないのでほしいねというご意見や、お店や施設などに協力していただいて、高齢者のしばしの休みどころなどができないだろうかというご意見もありました。高齢者だけでなくすべての方も対象となりうるお話です。市の職員さんもいらしたので、熱心にメモを取られていました。ご家族の方が3名おられたので、介護経験のお話や現状の介護についてお話していただきました。奥様を介護されてる方は20数年の介護の中でも、介護サービスを上手に利用しながら、現在もお仕事を続けています。娘さんもお母さんの病気を見ながら育ってきたので、現在は看護師を職業として選び、将来は在宅医療や介護の方向に進みたいと言われてるそうです。

将来が楽しみでもあり、頼もしい娘さんです。認知症のある人のご家族さんは、最近本人が睡眠をうまく取れていないことや食事の事、排泄のことなどが大きな悩みになっているようです。それについて同じ認知症だったご主人を持つご家族さんが適切にアドバイスされていました。しかし、それぞれの本人さんの状況は違うので正解はないのですが、この場所で話せること、聞くことがご家族さんにとっては大きな励ましになると思います。この方は、今は亡きご主人にあれもダメ、これもダメと制限してきたことが悔やまれると言い、もっと、本人の好きにさせたらよかったともおっしゃっていました。そして症状が進むにつれいろんな変化があったのですが、そのことが可愛いと思えるようになったとお話されました。最後は介護自体も楽しくしようと心を切り替えることが出来たという事です。他にもACPの事。認知症のお薬の事。トイレと排泄の工夫。認知症のBPSDと言われる症状など、多くの話題で外の温度を上回るくらいの熱気のご意見がいっぱいでした。次回は9月7日です。少しでもこの暑さが和らいでほしいと思います。


★7月Ⅾemecafeオンライン

 7月14日(第2金曜日)10:00~11:30  ZOOM開催

 参加者:佐藤雅彦さん・朝霞市担当課職員・地域包括支援センター職員2名

     介護家族の会代表・ライゼの会

今月からⅮemecafeオンラインは、毎月第2金曜日の開催となりました。周知不足と思いましたが、6名の方が参加してくれました。包括の職員さんは毎回参加してくれますが、市の担当課の職員さんは初めての参加で、とてもうれしいスタートになりました。オンラインなので広く周知すればよいのですが、やはりライゼの会は地域に根差した活動をするという事なので、参加者は地域の人や、ライゼの会に関わっていただいてる方に、限らせていただきたいと思っています。また、少人数の方がその日のテーマや話題も取り上げやすいと思ってます。今回のテーマは、先日のⅮemecafeでも話し合われたことを皆さんと話し合いました。認知症本人の胃カメラなどの検査はどのようにすればよいかという事です。皆さんは次のようなご意見でした。まずは、本人さんにわかりやすくまた、やさしく説明をしてあげる。納得したら病院へ行くようにする。カメラに対する恐怖心などを与えないように、病院の方にお願いしてやさしい言葉で誘導していただく。大きな病院より個人病院の方が本人も安心するのではないか。医師や看護師の方が認知症のことを理解しているかどうかも大切。本人に気になる症状がなければ2年~3年に一度の検査でもいいと思う。認知症の主治医が毎年検査した方が良いと言われても、本人の負担になるようであれば

無理はする必要がない。本人の状態を良く見てから検査をすべき。認知症といえど本人の意思が大切と思うので本人の意思を聞いてから決める。様々なご意見がありましたが、やはり本人抜きで決めてはいけないという事です。

そして、佐藤さんは地元の地域包括に、認知症の啓発活動に協力したいと申し出たのですが、包括さんから色よいお返事を頂けず、ほぼ門前払いのような扱いだったので残念でしたと言っていました。一概には言えませんが、包括の対応や認知症に対する地域の温度差はまだまだあるという事です。また、6月に

「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が出来た事と、映画「オレンジ・ランプ」の事も皆さんに周知しました。すでに本を読んだ方、映画を見られた方もいましたが、同時期にこのふたつが並行して日本中を駆け巡ったことは、これからの認知症の捉え方、在り方に大きな布石を示したことは間違いないです。市の担当課の職員の方にも、これまでのように市だけで施策を考えるのではなく、認知症本人、ご家族、支援者の人々、地域の人々と考えていくべきですと申し上げました。今日のオンラインはそれぞれの立場から熱い意見が交わされたことに感謝です。次回は8月11日(祭日)の開催です。 


★7月Ⅾemecafe

 7月6日(木曜日)10:00~12:00 

 スターバックスコーヒー朝霞駅前店

 参加者:ご家族・家族会代表・民生委員・市民団体代表

     ケアマネージャー2名・ライゼの会2名

今月からスターバックス朝霞駅前店のご厚意で、時間制限及び人数制限がなくなり、Ⅾemecafe発足当時の状況になりうれしい限りです。大きなテーブル席にはライゼの会のチラシと、下記写真のようにお席の使用案内を書いて置いてくださり感謝しかありません。改めてストアマネージャーさん、スタッフの皆さんありがとうございます。今月から毎月第一木曜日開催に変更したことを、皆様に周知していたのですが、参加予定の方以外はどなたが来られるかわからないので少し不安でした。が、なんと8名の方が来てくれたのでうれしかったです。何気ない話題や近況などから始まりました。そして、ご家族さんの悩みや介護の話が中心となりました。これまでいつも不安を抱えてたご家族さんは、ライゼの会との出会いや、Ⅾemecafeで多くの方との出会いで不安を話すことにより前向きになれたことをお話ししてくれました。今日の参加者の皆さんは、元介護家族で会ったり、専門職の方もおられたので、深く掘り下げたお話しが

出来ました。例えば、本人のトイレの問題などでは、トイレの回数が近くなってる。回数が近いので電車やバスなど乗り物で困る時がある。ご夫婦で入れる多目的トイレが少ないので不便。紙パンツを嫌がる。紙パンツはプライドが許さないように見える。などなどです。また、主治医に年に1回は胃や大腸の検査をするように言われているが、昨年も胃カメラなどで苦労したことがあるので、どのようにしたらいいのか。現在の本人状況を考えると胃カメラやほかの検査機器は大きな負担となりそうです。かといってもご家族は心配なので検査をさせたい気持ちもあります。今日参加の皆さんから様々なご意見を出していただきました。本人にとって最良の方法を担当医や専門職のアドバイスをいただきながら、時にはセカンドオピニオンの医師に相談してみるのも一つの方法です。そして出来ることならご家族で本人を交えてお話しできればいいと思います。そして、介護は三者三様で正解はないと申します。それぞれの本人、ご家族の方が考えなきゃならないことですが、話し合えるこのような場があれば共有でき、ご家族の負担の軽減につながると思います。外は陽炎が立つくらいの暑い日でしたが、お店の中も皆さん意見で熱々でした。「案ずるより産むが易し」皆さんといい時間を過ごせたことに感謝です。次回は8月3日です。


★6月Ⅾemecafe

 6月9日(金曜日)10:30~12:00

 参加者:ご家族・MHSW・ソーシャルワーカー・MHSW実習生

     ケアマネージャー・ライゼの会2名

今回は精神保健福祉士の実習生の方が、実習先の担当の方と参加してくれました。Ⅾemecafに実習生の方が参加してくれるのは初めてのことです。実習生の方にはありのままを見て聴いて、ご自身のお考えも話していただきました。認知症カフェに参加するのは初めてという事です。スタバの店内という事で緊張することもなく、楽しく過ごしていただいたと思います。後で調べたのですが私たちは精神保健福祉士の略称を「PSW」と言っていたのですが、今は「MHSW」と言われるようです。

Psychiatric から Mental Halth になり「MHSW」です。呼び方は変わってもソーシャルワーカーというお仕事には変わりなく、とても大切なお仕事です。実習生の方には、目指している道をそのまま進んでほしいと申し上げました。今回の話題は、高齢者(90歳)の方が車も免許証も手放さず、現役で運転しており、ご家族の心配をよそに車ライフを楽しんでいる方の話題からです。先日はお隣の市から新潟まで行かれたそうです。初期的な認知機能の衰えもあるので、何とか免許証を返上させる手立てはないかといろんな方にご相談されてるという事です。皆さんからいろいろ意見がありましたが、免許証を返す気がないなら、免許証と車が始動するための機器を紐づけたらいいよねと。免許証があってもその機器を調整することで車を動かなくする。今問題のマイナカードに紐づけるより、それを考えてほしいと。そうすれば高齢者の事故も少なくなるのではという意見です。実効性があるかどうかは疑問ですけど。そして、もうひとつの大きな話題は介護施設のことです。特養やグループホーム、デイサービス、ショートステイの利用のことについて話し合いました。認知症に特化したグループホームやデイサービスは施設が足りないので、利用したくても空きを待つ状況です。また、特養の入所順位なども施設側の都合が大きく反映していることも知りました。在宅介護に限界があってもなかなか利用できない現実があります。この話を終えるともやもやした気持ちが残るのはいつものことですが、誰でも必要に応じて迅速に利用できる体制を整えてほしいと思います。そして、今回は9月に佐藤雅彦さんの臨床美術作品展を当市で開催するので、改めて佐藤雅彦さんの本や自分史、作品集を見ていただきました。また、映画「オレンジランプ」の中にご家族の考え方の大きなヒントがありますよという事で紹介しました。皆さん見に行ってくれそうです。

スターバックスコーヒー朝霞駅前店もコロナ禍の規制が解けて、7月から多くの皆さんとともにⅮemecafeを楽しむことが出来ます。多くの方の参加をお待ちしています。


★6月Ⅾemecafeオンライン

 6月1日(木曜日)10:00~11:30

 参加者:佐藤雅彦さん・民生委員・地域包括支援センター職員2名

     介護家族の会代表・ライゼの会

冒頭に映画「オレンジランプ」の完成披露試写会に参加したことを皆さんにお話ししました。日本各地から多くの方が参加したこと。この映画は、認知症という域を超えた家族や、人々の繋がり、人々のぬくもりなどを表していること。6月30日には近くのシネマ館で封切られるので皆さんで行きましょうと

お声掛けしました。皆さん同意されたので映画ツアーを企画することに❣❣。

佐藤雅彦さんは認知症の人と家族の会の会報「ぽ~れ ぽ~れ」に記事が掲載されたことや、臨床美術の絵画作品をTシャツやトートバッグにプリントしたので見せてくれました。ほしい方にはお売りしますとのことです。包括の職員さんたちは新たな取り組みを行ったことの報告と、今後も続けていくという事です。そのひとつに三つの圏域の第二層協議体の皆さんが、一同に会しそれぞれの活動紹介と今後のことを話し合われたそうです。地域のつながりを大事にしていきたいと言っていました。また、高齢者対象のメイク講座を開いて大好評だったようです。どちらも我が街では初めての取り組みなので続けていってほしいと思いました。他には、高尾山登山で山の英気をいただいてきたこと。

趣味が高じて趣味を超えてるようになったのですが、忙しい日々の中での練習など大変ですが、できたときの達成感は何物にも代えがたいという事。通信大学で学んでいるが、スクーリング迄たどり着くプロセスが大変だけど頑張っていることなどでした。そして新聞の折り込みに入っていたタウン誌のことで

す。一面に書かれていた認知症予防という事の医師のコラムと、挿入されてた写真に疑問を持たれていました。まだ、読んでいなかったので何とも言えませんでしたが、午後に手元に届いたのを読ませていただき、おっしゃる通りのことが書かれ、写真も掲載されていたので、その後知己の編集者に連絡をり、コラムや写真について一言(一言以上かも)言わせてもらいました。内容についてはまたの機会に・・・。


★5月月Ⅾemecafe

 5月12日(金曜日)10:30~12:00 

 スターバックス朝霞駅前店

 参加者:ご家族・介護家族の会代表・介護経験市民の方・ライゼの会2名

先月のⅮemecafeでご家族さんと今後のことを話し合いましたが、紹介したケアマネさんといろいろお話しできたそうです。それまで、もやもやしていたものがスッキリと晴れて、今後はケアマネさんとご相談していく事をお聞きしてホッとしました。本人さんは今日一緒に来たかったそうですが、一歩外に出ると人々の話し声や、車の騒音などで落ち着かない様子なので、ご自宅にいるという事でした。おひとりでさみしいかもしれませんが、症状が治まるまで少し時間が必要かもしれません。また、今日は認知症の方の介護経験がある方もいらしたので、認知症介護お金の問題あるあるのお話もしました。やはり、よく聞くお話ですがお金をへそくりのようにしまい込んで、本人さんはすっかり忘れていること。亡くなった後にあちこちから大金が出てきたこと。銀行の代理人申請を本人さんが手続きしていたのですが、ご家族のだれも知らなかったこと。介護サービスに多少ともお金がかかるのを、本人さんは払いたくないということ。通帳やカード類もしまい込んで取られたと思いこんでいること。本人さんはお金がないと思ってるので払えないというが、実は大きなお金を持ってることすら忘れてること。認知症と診断された時点で、ご家族の方はそれなりに本人さんのお金を管理できているようで安心しました。他にはケアマネさんとケアプランについてのことなど、ちょっと深い話も出来ました。若年性認知症と診断されたご本にさん達の著書を数冊持参して、皆さんにご紹介しました。最近映画が話題のT・Tさん。写真家のS・Aさん。当事者発信の先駆けのS・Mさん。可愛いイラストを描くM・Aさん。子どもたち向けに書いた本が好評のS・Mさん。希望を広く社会に伝えるF・Kさん。などなど手に取って見ていただきました。是非、ご購入して読んでくださいとお勧めしました。

帰り際にご家族さんに、来るのが難しいようだったら、今度こちらから訪ねていきます。お近くの静かなお店でお茶でも飲みましょうと声掛けしました。近日中に連絡しようと思います。 

 


★5月Ⅾemecafeオンライン

 5月4日(木曜日)10:00~11:30 ZOOM開催

 参加者:佐藤雅彦さん・若年性認知症家族会代表

     市民団体代表・ライゼの会

ゴールデンウィークのど真ん中、無謀にもオンラインです。休日という事でいつも参加していただく地域包括支援セーターの皆さんは来ていただけませんでした。男性4人でいきなり音楽談議でした。ウクレレのことやハーモニカ。楽譜は読めるか。読めなくても演奏できるか。指揮者により曲のイメージが変わるのは何故か。昭和の演歌歌手畠山みどりが好き。高橋真梨子の曲が好き。サザンやドリカムが好き。作詞と作曲はどちらが先の方がいいか。音楽には疎い熟年の面々が音楽談議をすること自体不思議でしたが、意外と盛り上がりました。また、ここ数年認知症当事者の発信が増えたことも話題に上がりました。

世間はゴールデンウイークで浮かれてますが、今日の4人はヒマはあるけど予定なしの面々です。心配なことはコロナのことをすっかり忘れている日本列島です。この先どうなる事やらです。5月9日(金)はスターバックスのお店でⅮemecafeを開催します。


★4月Ⅾemecafe

 4月14日(金曜日)10:30~11:30 スターバックス朝霞駅前店

 参加者:ご家族・地域包括支援センター職員2名・ライゼの会2名

コロナ禍の非日常から日常に少しづつ戻ることが出来るようになり、スターバックスのご許可もいただき再開してから6カ月たちました。まだ、時間的制限や人数制限はありますが、少人数だからこそ深い話ができると感じています。

今回はご家族の心境や本人のことについて、地域包括の職員さんも交えて深く話すことが出来ました。ご家族さんは近隣市にお住いの方でライゼの会とは昨夏からご縁ができました。介護認定を受けて、要介護2となった本人さんの今後について、ご家族の今の心境をお話していただきました。これまでは介護サービスのことはあまり気にせず、ご夫婦で何とか生活してきましたが、ご家族の方もご自身のお身内のことや、いろいろな事情があり、これからデイサービスを使う事を望まれています。そこで、圏域の地域包括にご相談されました。

しかし、詳しくは書けませんがご家族が望むようなお話しには進むことなく、これまで悶々とされていたようです。要介護2という事もあり、地域包括さんを通さずとも直接ケアマネさんを探し依頼することも出来ますよとお話しました。でも、ケアマネさんの情報もなく、どなたに依頼すればわからないという事なので、知己のケアマネさんを紹介しますとお伝えしたら、少し心が晴れたようです。介護認定を受けても、介護保険のことや介護サービスについてはなかなかわかりにくい面もあり、頼みの綱の地域包括支援センターが詳しく教えてほしかったと思います。Ⅾemecafeを終えて、早々に知己のケアマネさんにご依頼したら、快く引き受けてくれました。ご家族さんにも連絡を取り来週後半にはお会いするそうです。希望されているデイサービスに行き、新たな人たちと出会い、居場所を見つけて認知症の進行を少しでも遅らせることが出来ればいいなと思います。そしてご家族さんもご自分の時間を作って心の負担を和らげることが出来れば幸いです。ご家族さんには一人で抱え込まないでねと。周りには関わってくれる方が、たくさんいるのでいつでもお話ししてくださいねと伝えました。また、少しうれしいお話しもお店の方からありました。今の状況が続けば、人数制限、時間制限もこの夏ごろには解除されるかもしれないという事です。あきらめないで続けて来て良かったと思います。

次回は5月12日金曜日に開催します。


★4月Ⅾemecafeオンライン

 4月6日(木曜日)10:00~11:30 ZOOM開催

 参加者:佐藤雅彦さん・若年性認知症家族会代表・介護家族会代表

     地域包括支援センター職員4名・ライゼの会

今年度初めてのⅮemecafeオンラインです。

当初、3名から始まりましたが、後半になり続々と入室いただいてお話も弾みました。新年度でお忙しい包括の方たちも4名参加です。佐藤さんは最近少し退屈しているとおっしゃっていました。しかし、3月末は旅行したり、お仲間と食事会だったり、お花見したりで私達より忙しくお過ごしのようにも伺えます。でも、やはり物足りないのかもしれません。今日の話題はやはりお花見の話題です。隅田川の舟下りで観た桜、飛鳥山公園の桜、千鳥ヶ淵の桜、ご近所の桜など皆さん思い思いにお花見を楽しまれたようです。そして、3月に高尾山登山に同行する予定でしたが、雨で中止になり次回5月に行くことも約束しました。参加された皆さんは年度末で公私ともにお忙しかったようです。息子さんの転居先が決まるまで実家に戻ってきたので大忙しだった。ある包括さんは、今年度生活支援コーディネーターさんも加わり、より地域に密着する活動をする予定で、新しいオレンジカフェの立ち上げや2層協議体の立ち上げなどの準備中のようです。私達からは認知症の方ご本人や、ご家族のいこごちの良い場所、誰でも気兼ねなく参加できるものを作って下さいと要望しました。きっと素晴らしいものができると信じています。また昨年と同じ体制で臨まれる包括さんにも、これまで以上のお付き合いができるといいなと思います。4月14日はスターバックス朝霞駅前店での、Ⅾemecafeです。未だ人数制限が解かれておりませんが、今日参加の包括の職員さんも参加してくれるのでとても楽しみです。